STORY
道のりNUMBER1
失った夢
中学生の時、おしゃれに興味を持ち始め美容師を目指す。美容師免許を取得し見事名古屋の有名サロンに就職。安い給料に苦しみながらも充実した日々を送っていたが、尊敬していた先輩の退職や、また自分自身がビジネスに興味を持ち出していた事がきっかけで美容師を辞め起業。しかし、コンサルタントと名乗る男に騙され多額の借金を背負うことになる。仲間を失い家族にも迷惑をかけたことで人との関りに恐怖を抱きひきこもるようになってしまった。

NUMBER2
救われたことば
そんな時、介護士をしている姉から「ご利用者様の髪の毛を切ってほしい」と依頼が。やることもなかったのでなにも考えず参加することに。そこで人の温かみに触れた。入所者の方はみんなこの日をとても楽しみにしてくれていたようで、髪を切り終わると「ありがとう」と笑顔で感謝の言葉を贈ってくれた。そのとき「あぁ、こんなに素直な感情を受け取ったのはいつぶりだろう」と心が洗われた気持ちになった。「この業界のために何かしたい」と、もう一度立ちあがるきっかけとなった。

NUMBER3
福祉業界にみえた
可能性
もう失うものなんて何もない。そう考え、23歳の時に周りの力を借りて介護施設ひだまりを設立。自らも働きながら福祉業界のことを学んでいるうちに、この業界は女性が多いことに気づいた。しかし体力が必要な仕事なため、このままではこの業界に限界がきてしまう。業界イメージや仕組み自体を中から変えていくことで、男性ももっと活躍できる業界にできるのではないかと可能性を感じ障害者福祉の分野に興味を持った。これが今のHIDAMARI GROUPをつくるきっかけとなった。
